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【建築基準法施行令第112条関係改正】小規模な特殊建築物の竪穴区画

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令和元年(2019年6月25日施行)の建築基準法改正におけるポイント、竪穴区画の改正です。

竪穴区画は3階建て以上の特殊建築物を計画する際には必ず出てくる条文の為、設計者が避けては通れないものとなっています。解説はその中の一部、小規模な特殊建築物の竪穴区画についてです。これは今回新たに追加された条文となります。その他の防火区画についても改正がありましたのでそれについては別のページで記載したいと思います。

背景

建築基準法第27条の改正によって、3階建て200㎡未満の特殊建築物の一部では耐火構造が求められなくなった為、施行令第112条の規定による竪穴区画は必要なくなります。ですが利用形態や用途と考える場合ホテルとしての就寝用途や老人ホームなど、自力での避難が困難な利用者が存在することを踏まえこれまでとは同等の避難安全性を担保する必要があります。そこで新たな条文を追加し、小規模な特殊建築物でも竪穴部分を区画するように改正されました。

法27条の改正によって施行令112条において小規模な特殊建築物の竪穴区画という新条文が誕生しています。法27条の改正内容についても併せてチェックしましょう。

改正部分を条文でチェック↓

建築基準法施行令第112条

前略

11 三階を病院、診療所患者の収容施設があるものに限る。次項において同じ。)又は児童福祉施設等入所する者の寝室があるものに限る。同項において同じ。)の用途に供する建築物のうち階数が三で延べ面積が二百平方メートル未満のもの(前項に規定する建築物を除く。)の竪穴部分については、当該竪穴部分以外の部分と間仕切壁又は法第二条第九号の二ロに規定する防火設備で区画しなければならない。ただし、居室、倉庫その他これらに類する部分にスプリンクラー設備その他これに類するものを設けた建築物の竪穴部分については、当該防火設備に代えて、十分間防火設備(第百九条に規定する防火設備であつて、これに通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後十分間当該加熱面以外の面に火炎を出さないものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものをいう。第十八項において同じ。)で区画することができる。

12 三階を法別表第一(い)欄(二)項に掲げる用途(病院、診療所又は児童福祉施設等を除く。)に供する建築物のうち階数が三で延べ面積が二百平方メートル未満のもの(第十項に規定する建築物を除く。)の竪穴部分については、当該竪穴部分以外の部分と間仕切壁又は戸(ふすま、障子その他これらに類するものを除く。)で区画しなければならない。

11項では自力避難が困難&就寝用途の場合の竪穴区画について規定しています。

・11項において下記の①~③に当てはまる建築物は間仕切壁又は法第二条第九号の二ロに規定する防火設備で区画

①耐火・準耐火構造以外

②3階を病院・診療所(患者収容可)又は児童福祉施設等(寝室有)の用途で使用

③階数が3で、延べ面積200㎡未満

※下記④にも適合させることで10分間防火設備に変更可能

④スプリンクラー設備を設ける

12項では11項(自力での避難が困難な場合)以外の用途についての規定です。

・12項において下記の①~③に当てはまる建築物は間仕切壁又は戸で区画

①耐火・準耐火構造以外

②3階を法別表第一(い)欄(二)項に掲げる病院・診療所(患者収容可)又は児童福祉施設等(寝室有)の以外の用途で使用

③階数が3で、延べ面積200㎡未満

小規模な特殊建築物においては就寝用途や自力で避難の難しい方がいたとしても警報設備による音や竪穴区画等を適用することで耐火建築物等としなくても十分安全性が確保出来る事が示されたという事になります。

竪穴区画については自力での避難が困難な場合とそうでない場合で区画の方法分かれましたが、後者に関しては戸でOKということなので通常使用する木製のフラッシュ戸であれば大丈夫という事だと思います。一応ふすまや障子は除外されているのですが、ほんの少しの間遮煙してくれればその間に避難可能という認識なのだと思います。

さいごに

建築基準法の改正について情報源である国交省のWebサイトを必ず確認しておきましょう。

建築:建築基準法の一部を改正する法律(平成30年法律第67号)について - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

実務で僕もお世話になっているのがこの本。一冊持っておくと便利です。

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この記事を書いた人
りょたまる

首都圏在住20代後半のデザインとお金に関する事を発信する建築士。新商品開発・戸建住宅・ショールームの設計を経て、現在はディベロッパーで意匠設計の仕事に従事。会社員からのセミリタイアを目指し、建築家と呼ばれる人になれるよう日々奮闘中。

建築士の日々とライフハック

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